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【暇潰し】R18/Short Story【進撃】

第3章 III*IIIP


性欲とは無縁そうなこの堅物。
誰も知らない、はしたない雄の部分を、私は知っている。

「」

壁外調査から戻り、残務処理が終わり頃合。
決まって声がかかる。
今にも取って食われそうな猛攻な瞳がたまらない。

『ええ、エルヴィン。30分後に』

私達の落ち合う場所はいつも同じ。
地下にある誰も足を踏み入れる事のない旧備品庫。
ソファとテーブルと積み重なった木箱の簡素な部屋。



あの日も壁外調査後だった。
1人で扱いてるエルヴィンを、私が偶然見つけてしまったことが情事の始まり。
興味や好奇心、抗えない欲情をエルヴィンに感じてしまった私は、半ば犯すように彼に跨った。

快楽に溺れるエルヴィンにひどく興奮した、今思い出しても身震いする程に。

溺れさせるつもりが、今ではどちらが溺れているのか解らない。
繋がりは激しく、ドロドロに溶けてしまいそうな程に至極甘い。

エルヴィンの肩に片足をかけて最奥を衝かせ、娼婦が見せつけるように魅せる。
エルヴィンは少し驚いた顔をしていたけれど…。

情事後はエルヴィンが先に部屋を出る。
私は煙草に火をつけると身支度を整えずに隣の部屋へ歩を進める。

扉を開けると可愛い子鼠が1匹。
壁には白く濁った液をブチ撒けている。

無言で近づき壁に付着する白濁液を、指で掬い上げ舌の上にのせる様をまざまざと見せつける。
その頃には私の膣内に注がれたモノが、太腿を伝い床へ雫を落とす。

『悪い子ね…』
「…」
『…ねぇ、あなたはどっちに欲情したの?』

核心を突かれた揺れる瞳を私は見逃さない。
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