第2章 Ⅱ*リヴァイ・アッカーマン
から放たれる言葉に、同部屋の住人達も目を覚ましざわめきはじめていた。
リヴァイはこれ以上の面倒事は御免だと、媚薬を口にした痴女…もといを、米俵を担ぐように抱えると部屋をあとにした。
『ちょっと!今だめ!触らないでッ!!』
媚薬の効き始めたの身体は、どこを触れられても敏感になっており、色気のない抱えられ方ですら快感になり身じろぎするほどだった。
「クソ!暴れんな痴女が!!」
『もうッ、ヤダ!気持ち良すぎるッッ!!』
さすがのリヴァイもドン引きであった。
そして明け透けな発言は薬の作用だと察し、元凶ハンジの元へと足早に向かった。
勢いよく研究室の扉が蹴破られると、ハンジもモブリットも、を抱えているリヴァイの異様な雰囲気にただ驚いていた。
「ど…、どうしたのリヴァイ?」
「クソメガネ…てめぇが元凶だろうが!」
『んッ、手と肩…動かさないでリヴァイッ!』
「分隊長!また何かしでかしたんじゃ!!」
確かに元凶はハンジであった。
しかしハンジはリヴァイに飲ませるために作った物が、どういう経緯でが飲むに至ったのか小首を傾げていた。
「なんでが飲んだの?」
「分隊長…」
モブリットは頭を抱えて、いたたまれない気持ちで今の状況を眺めていた。