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【暇潰し】R18/Short Story【進撃】

第2章 Ⅱ*リヴァイ・アッカーマン


リヴァイ達が調査兵団へ入団すると、だれもが遠巻きに、どこか侮蔑混じりで距離を置く中。
は彼らと共に行動をすることが多くなった。


訓練時のリヴァイを見つめるは明らかに"性的"な何かを含む瞳の色を孕んでいた。

しかしながらリヴァイの立体機動の技術には心底惚れ込んでおり、その姿を追うように一度グリップを握れば精鋭と呼ぶに恥じない動きを見せていた。
その点だけはリヴァイもに一目を置いていた。

そこに目を光らせた人物が一人現れた。
入団後は、誰にも靡かずに自由奔放に振る舞っていたが、リヴァイに対しては誰が目にしても激しい執着と常軌を逸している様に、ひどく興味を惹かれたハンジだった。

ハンジはに近づいた。
リヴァイ以外には興味を示さないと距離を埋めるには………、割と簡単だった。

「…いい"モノ"があるんだ」

ハンジはの手を取ると何かを握らせる。
手の平には、小さな包み紙がある。
相手は奇行種と有名なハンジだ、訝しげな視線をぶつけた。

『ハンジ?これは何?』

ハンジの顔は徐々に怪しさを含んで、悪い笑みを浮かべている。
その様にはさすがのも若干引いていた。

「これは私の作った薬だよ。リヴァイを思う、君を思いながら作ったんだ!!自信作だよ!!!」

の目はハンジに釘付けになった。

『…効能はなに』
「一般的な媚薬…………さ!」
『その間はなに』
「使ってみれば分かるよ、すべて把握していたらつまらないだろう?」
『ふふっ、最高よハンジ!!』
「使用結果の報告は忘れないでくれよ!」

妖しく笑う二人の高笑いは、兵舎へ響き渡っていた。
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