第4章 狙撃手合同練習と作戦会議
奥寺「中距離の弾の撃ち合いに持ってかれたら不利なんで射線を通さないMAPは確定です。射線を切って接近戦に引き込めば攻撃手二人のうちが有利っす」
小荒井「オレと奥寺の連携で狙える相手を1人ずつ狙ってく感じっす」
東「いつもの逆か。勝てるポイントで勝負するわけだな」
人見「でもそれだと東さんと美晴の射線も通らなくなるけど?」
小荒井「そこはそれ摩子さんのお力で…」
人見「なんじゃそりゃ」
東「影浦隊の北添と玉狛のちびちゃんはどうする?あの二人には地形は関係ないぞ」
『そこは私と東さんにお任せって感じですかね。なるべく2人に狙撃と射撃のちゃちゃが入らないように牽制しつつ、狙撃手2人いれば片方は援護にまわれますし』
東「なるほど、そういう仕事は全然振ってくれていいぞ。俺も駒の一つだ。たた駒としての意見を言わせてもらうと、MAPの設定は凝ってない方が助かるかな」
小荒井「うっ……そうすか…」
東「うちの今回の作戦は分かった。さて、何から始める?」
小荒井「やっぱログの見直しからっすね。特に玉狛はデータ少ないし」
奥寺「その後はMAP見て襲撃地点を選びます」
東「大事なことを忘れるなよ。「戦術で勝負する時は」……」
小荒井・奥寺・貴方「「『敵の戦術レベルを計算に入れる』」」
東「……よし、あと4日と少し。「勝てる戦い」にしていこう」
1度会議は止めて各々ログを見漁っていく。
『そういえば東さんは気づいてるかもしれないですけど、玉狛の狙撃手、人が撃てないと思います』
東「うん、ログ見た感じそうみたいだな」
『姉のような武器狙い…をするには今日の訓練見た限りまだそこまでの技術はなさそうなので安心しても大丈夫かと』
奥寺「じゃあ玉狛の狙撃はとりあえず威力に注意ってとこか」
『そうなるかな』
小荒井「そうだ!鳩原、攻撃手装備にして攻撃手3人にするってどうよ!皆驚くだろ!」
『やだ。孤月の2人と違って私はスコーピオンだし、風間隊の戦闘になれてるから今から2人に合わせるなんて隙にしかならないじゃん。そもそも狙撃勉強しに来てるんだけど、私』
小荒井「ちぇーっ。いい案だと思ったんだけどな〜」
『ほら、MAP選ぶよ。何かやりたいならここでやれば』
小荒井「うい〜」