第4章 狙撃手合同練習と作戦会議
あれから数日後、狙撃手の合同練習があった為次のランク戦の作戦会議の前に訓練室に向かう。
当真「おー?美晴じゃねーの。お疲れ〜東さんは?」
『当真先輩、お疲れ様です。東さんは大学の方で用があるみたいで欠席です』
当真「そうかー、それは残念。場所は決まってんの?まだなら向こうでやらね?場所とってあんだよ」
『どうせ絵馬と一緒ですよね。遠慮します』
当真「そう言わずに、ほら行くぞ〜」
『ちょっ…!』
当真先輩に引きずられて行けば、そこには絵馬と雨取さん、日浦ちゃんとC級の子が居た。するとC級の子の頭に乗っていた猫…なんで猫がいるのかは置いといて、その猫が当真先輩のリーゼントの上に飛び乗り、そのまま定位置として落ち着いた。
当真「お?なんだこのネコ助。積極的だな」
日浦「当真先輩!いいな〜!」
『なんで猫がいるの?』
C級「あ、ウチの猫っす!それよりリーゼント先輩、すんませんウチの猫が…」
当真「俺のリーゼントに乗っかるとは違いのわかるネコ助じゃねーの。なあユズル」
絵馬「訓練始まるよ当真さん」
当真「……あれ?俺の荷物こっちだっけ?あー、わりい美晴、ここら辺埋まったみてえだわ」
絵馬「美晴さん?」
絵馬の視線が突き刺さるのを無視して当真さんをジトッと見つめる。
『別に大丈夫ですよ。元々別の場所でやるつもりだったので』
日浦「美晴先輩!じゃあこっちで一緒にやりましょー!ちょうど隣が空いてるんです!」
『そう?じゃあお邪魔するね』
日浦ちゃんの言葉に頷けば、日浦ちゃんは意気揚々と案内してくれた。そこに荷物を置いて丁度開始した訓練を受ける。
日浦「あ〜だめだぁ〜!先輩はどうでした?」
『前よりは良くなったかも』
日浦ちゃんにそう言い8位と表示されたパネルを見つめる。
((東さんの弟子になってからもう9ヶ月くらい?やっぱり向いてないかも狙撃手))
日浦ちゃんとそんな話をしていれば奈良坂先輩の話が聞こえてきて、日浦ちゃんがそれに反応を示す。
日浦「奈良坂先輩はわたしの師匠だよ!奈良坂先輩〜!」
行動力の塊の日浦ちゃんは雨取さんとC級の子基夏目さんの許可も取らずに奈良坂先輩を呼び付けた。
奈良坂「日浦、それに鳩原も一緒だったか」
『お疲れ様です先輩』
奈良坂「ああ」