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【鬼滅の刃】破戒

第1章 一


女が達したと理解すると僧は非常に悦んだ。女の中であらんばかりに僧の肉杭が焼け膨れ、その胎内から押し寄せる凄まじい圧に女は苦しげな吐息を漏らす。
どんな荒行に耐えてこようとも、こう成れば僧も種を撒かんとするただの雄であった。玩具のようにぐったりとした女を持ち上げたまま子壺に狙いを定めると、腫れ上がった焼鉄で胎も破れよとばかりに突き上げ、最奥でその欲の全てを放った。最早女の苦痛や抵抗を気に掛ける余裕すら無かった。

止まらぬ煩悩を放ちながら、僧は破戒と背徳の甘美を噛み締めていた。女の胎に子種を放つという事がここまで自身に悦びを与えるものとは思っていなかった。それは醜く、穢らわしい欲だと思っていた。清らかな女人を物のように扱う事などあってはならぬ、と思っていたのだ。

しかし今、この世のものとは思えないほどの悦楽が僧の尿道を駆け抜けていた。根元までぎっちりと埋めた凶悪な鉄杭は大きく弾み、止まる事無くその女の中へとぐらぐらと煮えた種湯を注ぎ込んだ。
僧の鉄根が跳ねる度、ああ熱い、と何度も呻く女から僧は今煮え滾るタタラの融鉄をその胎に呑ませているのだと錯覚した。嗚呼さぞ熱かろう、苦しかろう、可哀想に、とすら思った。しかしその身を離してやろうとは思わなかった。
むしろ決して逃すまいとより強く女を抱え、双嚢の中でどろどろに煮えた熔鉄の如き精を、子壺に全て注いでやらんと我が身を深く穿ち続けた。

かような悦びなど極楽には無いと思った。陽々と焼いた太い鉄杭を根元まで女臓に穿ち込み、地獄の業炉で熔いた鉄を子壺に呑ませる極楽など、一体何処に在るのだ、と。
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