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~たゆたううたかた~【禪院直哉/R-18/短編集】

第3章 須磨シーワールド 本編 【禪院直哉】



シャチは…サメの肝臓が好物らしくて
サメを狩って肝臓を食べるのだそうだ。

須磨シーワールドに居るこの
2頭のシャチはお母さんと娘なのだそうで。
ショー以外の時もずっと2頭で
仲良く寄り添って泳いでいる。

遠い所に行かないと野生のシャチは
出会えないんじゃないかと思われがちだが
実は…世界中のどこにでもいるのだそうだ。

このオルカスタジアムには
シャチの骨格標本が展示されて居たり
シャチについて色々と知る事が出来る。

ブルーフラッグオルカスタジアムでは
入口で…シャチのぬいぐるみが
貰えるオルカくじの他にも
シャチのグッツが取り揃えて合って。

神戸のお店とコラボした
限定のお土産なんかも売っている。

『あれ…するんやろ?くじ…』

水族館によくあるくじで
ぬいぐるみが貰えるあれなのだが。
ここのくじはシャチのぬいぐるみで。

1等、2等、3等、4等となっていて。
3等と4等のサイズには…
あのパンダカラーだけじゃなくて
カワイイ黄緑、オレンジ、
ブルーとピンクの色のシャチもあって。

『変な色のシャチは…、
小さいのしかないんやな…』

「……カラフルで可愛いですね…」

くじは外れの4等賞だったけど
かわいいピンクのシャチを貰って。
お店で売られているシャチの
ぬいぐるみを…買って貰った。

「ありがとうございます、直哉様
ふふっ、お仲間が増えましたねぇ…」

『ちょっと…休憩しよか…』

オルカスタジアムには
ポートダイナーがあって
ショーを観ながら食べるのに
丁度いい感じの、片手で
手軽に食べられるフードや
ドリンクが販売されているスタンドがあって。

私は…クレープをお願いして
直哉様はカラフルポテトを
つまみにしてビールを飲むつもりみたいで。
ショーが終わった後のガラガラのスタジアムの
一番前の席に座って。

クレープには…シャチの尻尾の
形をしたチョコレートが添えてあって。
水族館らしさ…もある感じになっていた。

仲良く2頭で泳いでいる
シャチを見ながら休憩をして。

須磨シーワールドを後にした。

『どうやった?おもろかった?』

「はい…身近にシャチが見れましたし、
この子達も……買って貰っちゃいましたし…」


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