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~たゆたううたかた~【禪院直哉/R-18/短編集】

第5章 ごっこ遊び 【禪院直哉】



そう言ってスッと直哉が立ち上がると
そのままゴムを取りに行ってしまって。

『鏡あるし、立バックも
ええなぁ思っとったけど、
お立ち台ステージで駅弁もええなぁ…』

そんな事をしみじみと言いながら
ベッドの枕元に置いてある
オカモトゼロワンの
箱を持って来て。

どう見ても備え付けではないので
予め…用意させていたモノだろうけど…。

『はい、ちゃん
これあげよ。付けて欲しい言うたん
自分やねんから、自分が着けてぇや』

座っている私の目の前に…
ギンギンにそそり立っている
直哉様の…ペニスが…あって。

私は…あわよくば…この人が
私に飽きてくれてぽいっと
捨ててくれないかなって…言う
考えを捨てきれていないから…。

生挿入されるのも、
中に出して貰うのもお断りしたいから。

直哉がこちらに差し出して来る
コンドームを受け取って、
ビンビンになっているペニスに
がコンドームを装着すると。

『んじゃ…ちゃん、
いつまでもそないな所しゃがんどらんと
駅弁の前に、立ち鼎(かなえ)で…しようや…』

「立ち…かなえ…??」

立ち鼎と言われて、何を
言っているのか分からないと
が首を傾げる。

『した事あらへんの?
立ったまんまでチンコ挿れるだけやで?』

当然の様な言い方をして来たけど
そんな事をして来る人は…
今までお付き合いをした
男性の中には…居なかったので…。

直哉が手をこちらに伸ばして来て
こっちの手を引いて、
私を立ち上がらせると。
正面から…アソコに
コスコスと…ペニスを擦り付けて来る。

『このままやったら
マンコ下向いとって入らへんから、
俺がちゃんの
片足持ち上げてすんねん』

スリスリと…クリトリスを
直哉様のペニスで擦られて。

「んぁあんっ…あんっ…あぁあん」

『んで…、ちゃんが
立ってられへんってなったら、
駅弁にしたらええやん?な?』

立ったままで…えっちなんて…
そんな事…立バックなら
何となく…何とかなりそうだけど…。

向い合せに立ったままで…
挿いる…のだろうか…と思っていると。
グイっと…抱える様に片足を
高く…持ち上げられてしまって…。

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