• テキストサイズ

ブラック・ブレット

第3章 神を目指した者たち


「蓮太郎!わらわを置いていくな!馬鹿め!!!」
少女の名前は、藍原延珠。 十歳。
兎型(モデルラビット)の里見蓮太郎のイニシエーター。
「延珠!お前が遅いからだろ?早くしろや(怒)」
少年の名前は里見蓮太郎。16歳。
延珠のプロモーター。
二人は街に現れた蜘蛛型のガストレアを排除するために依頼を受け自転車で東京の文京区に向かっている。

「キャアァァァ」
女性の声だ。 よく見ると延珠と、同じくらいの歳の少女だ。
「延珠!」
「OKだ!いくぞ蓮太郎ぉー!」
延珠はかかと落としでガストレアに攻撃。そして、蓮太郎が銃を構えた。
バン!
弾が一発放たれた。
ズシン。重い音が放たれた。ガストレアはとても高い防御力で、蓮太郎が放った銃弾はくいこんだもののその銃弾は跳ね返った。
「なんだと!?」
「えぇぇぇい!」
延珠が放ったケリはガストレアを地に押し付けた。
だが、ガストレアは少女を襲い体液を注入した。
「ああああ」
少女は、苦しみ嘆いた。
「助けて....」
延珠と蓮太郎は、少女を見た。
「何かいいのこすことはないのか?」
少女は、蓮太郎の顔をちらりと見て涙を零した。
だがその瞬間....
クスクス。
少女が笑った。

「その程度なの?つまんないなー」
少女は、赤い目をしていた。
バン!どん!
少女のケリは、ガストレアを叩きつけ....
シャキン!
少女は短剣を取り出しガストレアを刻んだ。
「ふぅ。無駄な体力をつかっちゃったわあ、報酬は貴方達にあげる」

二人は目を丸くして顔を向かい合わせた。
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp