• テキストサイズ

最後のマジック

第9章 9






アメリカン現地にて




「ジーちゃん、お待たせ。あれ?快斗は?」

今日は私も一緒に参加したい!!と懇願して一緒に潜入することになりドレスコードにならって前から見たら一枚の布を被った様な形だが背中がざっくりとあいている薄いブルーのミニ丈ドレスに軽く巻いた髪を下ろして大きめのピアスをつけた
メイクもいつもよりしっかり目に、唇をはっきりと見せる色にしてみた

快斗はグレーのタキシードなので喧嘩しない色にしたつもり

「坊っちゃまはあちらです」
そう言って指を上に向けて指すので見上げるとちょうど音もなくスタッと地面に着地した








「おわっ?!………ゆり///」



もしかして


「馬子にも衣装って言おうとした?」
ムッとなって言うと(なんも言ってねぇーだろ!)と焦り出す快斗



そして頭に布を被せられ思わずギュッと目を瞑る


そして次に目を開けたら髪に違和感があった

どうやらライトブルーの花飾りがついている様だ


「ありがとう///快斗///」

「ん?///あ、あぁ///」

お互いなんか恥ずかしくなっているとジーちゃんのコホンッというわざわざする咳払いで緊張感を思い出した




「3人です」
ジーちゃんが受付の人にそう言うと若い人には必ずお伺いするのですが、と前置きをして本当に大学生以上か聞かれた



そしてすっと私の肩を抱いて「こう見えて俺たちは結婚してるんですよ」ニコッと笑って対応する快斗にドキドキが止まらない////

なっ?と言う視線を向けてくるので「そうなんです」と笑顔を崩さない様に対応したけど内心ドキドキするのとバレないかヒヤヒヤして眩暈を起こしそうだ

なんとか渋々と言った感じで店内に案内される私たち





「シンデレラ下さい」
バーテンダーにそう言うと笑顔で作ってくれたそれを口に含んだ。これはどこで飲んでも美味しいらしい


「チョコレートアイスクリーム、ダブルで」
そんな声が隣から聞こえてずっこけそうになるがジーちゃんが嗜めてくれたので黙っていることにした


そして快斗はハスラーの聞き込みをバーテンダーにしてシークレットルームでプレイ中なことを知る


快斗はバーテンダーにマジックを披露して週刊誌の取材だと言ってジーちゃんとシークレットルームに案内された

/ 306ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp