第5章 5
それからの快斗はもーほんとに必死でwwwww
「おー青子!このゴリラすげー面白いぞ!へんなポーズ!ほら見てみろよ!」
「ふーん」
……ガクッと項垂れる快斗に隠れるように笑う私
「青子!オリジナルアイスクリームだってよ!買ってやるから食おうぜ!」
「当たり前じゃない。私とゆり二つ分ね」
「まじかよ」
「ゆりー!一緒に食べよ♪ほら!青子とゆりは座るから快斗は立ってて」
「頼むよ青子ぉー!機嫌直せって」
ついには懇願しはじめる快斗を見て堪えきれなくなりクスクス笑いが漏れてしまう
「ゆりも笑ってないで頼むよぉ」
心底困り果てた様子の快斗に仕方ないから少し助け舟を出す
我ながら甘いな
「青子!機嫌直して。せっかくの3人のお出かけ楽しみって言ってたじゃん?」
ね?と覗き込むとちょっとムスっとしながらも(わかった)と渋々了解する青子
きっとあれだよね
やきもち焼いちゃったかな
ごめんね
「勝手に快斗の部屋に入った私も悪かったし」
「ゆりはなにも悪くないっ!!」
「んーん。もう入らないから!次同じような事起きたら快斗は置いていこっ!それが一番だよ!」
そう言うと(おいっ!!)と快斗の抗議の声が聞こえた気がしたけど無視して機嫌が直ったであろう青子と快斗を引き連れてゲームセンターに向かった
快斗に一つずつぬいぐるみを取ってもらい昼食に行く
そこでひとしきり食べ終わると頼んでないデザートがきてびっくり
(Happy Birthday)
あ
そっか、今日
「おめでとう!!ゆり!もしかして忘れてた?」
ニコニコしながらサプライズ成功?!と喜ぶ青子
そして手のひらサイズのプレゼントをくれた
「ハンドクリームだよ!ゆり手作業が多いでしょ?だから」
「嬉しい!ありがとう!青子大好き」
(私も大好き!)とキャッキャはしゃいでる中頬杖ついてフッと笑う快斗
「快斗はー?もしかして忘れたっ?!」
青子がそう言うので(寝坊したからなー。次回で勘弁)とごめんな。って言うのでにっこり笑って、今度のランチはデザート付き決定ね。というとはぁぁぁ。と頭を抱えてた