第5章 5
その時ある事を思い出した
絶対起きる方法
そっと快斗の耳元に唇を寄せる
「快斗、、、、、魚食べさせるよ!!!!今すぐ口に突っ込んであげる!!」
ガチャっ「快斗ー?ゆり?もしやまだおきて(ガバっ!!!!)」
「な、な、なんだっ?!さ、魚が口に?!」
見事に吐きそうな顔をして起き上がる快斗
「え?待って?何してるの?!////」
タイミング悪くドアを開けてベッドに居る私たちを見てしまった青子
寝ぼけて(んー?なんだぁ?)と頭をガシガシ掻きながら青子と私を交互に見て状況を確認するがなんで私が快斗のベッドに少しはだけた姿で寝てるのかさっぱり理解出来ない状況
「なんでゆりが俺のベッドに、んぎゃっ?!」
言い終わらないうちに本日1番強い力で脇腹を突き刺してやった
「ほーんと。快斗サイテー、スケベ、ヘンタイ、痴漢、セクハラ」
ぷりぷり起こりながら先を歩く青子
その後ろに苦笑いの私
そしてその後ろに脇腹を抑えながら頬にくっきりと青子の平手の跡を残した快斗
「しょーがねーだろ、寝てたんだし」
不可抗力だ!とぶつくさ言う快斗
「ゆりも!もっと怒っていいんだからね!」
矛先は少しだけ私にも向けられたので(え、ごめんなさい)と謝る
それでも怒りがおさまらないのか足音が鳴りそうなくらいの勢いで歩く青子
「なぁ、ゆり。その、、、、悪かった」
青子には聞こえないくらいの声でぽそっとそう言う快斗に
「今度のランチ代とぉー!」
「はい」
「今日中に青子の機嫌を直す事」
「ゲ、、、、、そ、それは〜」
(ゆりの協力という形は?)と聞かれたので即却下した