第42章 33
はぁぁ。とため息をつきながら快斗の隣座り片方のアイスコーヒーを渡す
「サンキュー、、、どした?」
疲れてる私を見てそう言う快斗
「私………ハントされちゃったかも」
「はぁ?」
快斗にカードを見せると目を見開いた
そしてすぐジト目になる
「オメェ。この前言ってた事と全然ちげーじゃねぇかよ」
「うっ………はい。ごめんなさい」
(たくっ)と言いながらアイスコーヒーをチューと吸う快斗
その後皆んなには断りを入れモデルハンティング控えに向かった
青子は
「やっぱり!!絶対そうなると思ってたんだから!!」
声を弾ませていた
衣装科
モデルハンティング控え
「それじゃ、着替え手伝いますね!」
女子チームにあれよあれよと身ぐるみ剥がされてドレスに着替える
「私さっきまで作業してたからメイクもボロボロだし髪も…」
「ヘアメイク科もいるんで大丈夫です!大船に乗ったつもりで!」
どんどんさっきまでの私はみる影もなく
シャンパンゴールドのドレスは派手派手というよりはシックなデザイン
しかし肩が大胆に落とされオフショルダータイプ
下品さはなく肩の部分はキラキラしたレースで首元まであしらわれている
それに合わせた仮面のデザイン
ヘアはフィンガーウェーブを施した下目のお団子
メイクは目元ははっきりと優しめに
リップは中心がはっきり見える色
「うわぁぁぁ。すごい」
あまりの変わり身に思わずそうつぶやく
「神崎さん最高すぎます!!やっぱりゴリ押しして正解だった!」
ゴリ押しの自覚あったのね
思わず苦笑いする