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最後のマジック

第4章 4




1時間後




「お待たせ!きっちり本当に1時間待たせちゃった」

「全然待ってねーよ!すげぇ楽しかったぜ」
目をキラキラさせてる快斗を横目に作業服を脱ぎ捨てる





「//////…オメェそれまたわざとか?」
少し顔を赤くする快斗に首を傾げる


「え?なんで?…あー。何も着てないと思った?ww」

作業服の下は薄着だけど基本ちゃんと服を着てる

今日も私はショートパンツにタンクトップを着てその上から作業服を着ていた

着ていた作業服とサンダルを自分のロッカーに入れて夏用に新しく新調したパンプスにチュール生地の羽織りを着ていつものコロンをつける

作業中汗をかくので髪はクリップで止めてるが今日は快斗とランチだからって少し高めのポニーテールをその場でささっとシュシュで括って準備万端だ


「本当にお待たせ」

一連の行動を思わず凝視してしまった快斗はいまだにちょっと赤くなってる



「エロいくせにピュアっ子だな」

「うるせー//////」










昼食時

「はぁぁぁ美味しかった」


「お前はウサギか」
大きなサラダボールを1人で食べた姿を見て呆れて言う快斗に(作業後ってなんかフレッシュなもの食べたくなるの)とご機嫌にアイスコーヒーをチューチュー吸ってる姿に頬杖ついてはぁとため息をつかれた



「やっと夏休みだー♪」
ルンルン気分なのはしょうがない
だってみんなより2週間ほど遅れた夏休みがやっと今日からなのだ

「んじゃー夏祭りも間に合ったな」

「うん!久々に皆んなに会えるのすごく楽しみ」

中学の仲良しの友達は殆ど江古田高に通っている為今回青子と快斗の夏祭りの高校の集まりに参加させてもらう事になった


「青子と浴衣着ようね!って約束したの!青子可愛いだろうなー」
親友の浴衣姿を想像してニマニマする私に(馬子にも衣装)とぽそっと言う快斗に
「天邪鬼」

と一言返すとうるせー。と不機嫌そうな返事が返ってきた








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