第41章 32.5
現在
「授業中もほとんど寝てたし。よくそれで成績下がんないよね」
嫌みったらしくそう言う青子
「そーんなんばっかりしてたらゆりだって呆れちゃうよー?」
「いつもやってるわけじゃねーだろ。つか、今はその名前だすな」
あいつの所為なんだからなっ!
「え、、もしかして喧嘩した?…初めてじゃない?」
そんな事を言うので周りの聞きつけた余計な奴らに囲まれる
「え?おい!快斗!お前ゆりちゃんと喧嘩?ついに束縛が嫌になったんじゃねーの?」
してねー
って自信はない
「浮気したか?」
するわけねーだろ!!
「なに快斗くん、喧嘩?」
「してねーって!!お前らうるせー!俺は昨日寝てねーんだよ!」
思わずそう言ってハッとなるがもう遅い
「快斗、、お前。ゆりちゃん壊してねーよな?」
「誰が壊すかっ//」
「やだ//快斗、さいてー。変態///」
何がさいてーだ!
アホ子に言い返す気も起きず、はぁぁ。とため息をついた
放課後
駅前
「あ!快斗!!」
俺を見つけると駆け寄ってきてアイスコーヒーを渡される
「今朝眠そうだったから」
「おん。サンキュー」
飲みかけのアイスコーヒーをチューっと飲むと嬉しそうに手を絡ませてきた
「今日はね!ママが前に買ってきてくれたカップケーキのお店と本屋に行きたいの!」
そう言って手を引かれたので素直に着いていく
そんな姿に[可愛い]しか出てこないなんて
もう末期だなと思わず、フッ。と笑う