第41章 32.5
「おい、ゆり。どんだけ買ったんだよ」
カップケーキ屋から出てきたゆりはちょっと大きめな紙袋を持って嬉しそうな顔をしてる
「ママとパパと中森家と私達のだよ?」
首を傾げながら見上げるゆりが可愛すぎて思わず生唾を飲み込む
「あー、、そっか//」
「なに?」
「なんでもねーよ///」
その後本屋で目的の物をすぐ見つけて外に出る
「じゃ帰ろっか」
「んあ?だってゆり、、「眠たいでしょ?」」
制服デートを楽しみにしてたゆりがそんな事を言う
「…そんな顔に出てた?」
気使わせたくなくてそんなそぶり見せてるつもりはなかったし常にポーカーフェイスを心がけてる
ゆりの前では度々崩壊するが
「顔?……そんな出てないけど。昨日遅かったし朝も寝てないって言ってたから」
ニコッと笑いながら背伸びをして耳元に口を寄せるゆり
『お家デートでもっといちゃいちゃ。しよっかなって//』
ちょっと恥ずかしそうに言うゆり
はぁぁぁぁ
「ほんっと。オメェは///」
「えっ?」
「なんでもねーよ///」
「もぅ!今日はそればっかり」
ちょっとむくれるゆりの手をギュッと握り足を早める
「早く帰んぞ!」
覚えとけよ////
fin32.5