第39章 31
次の日
「今日快斗来るんだっけー?」
マーライオンを眺めながらそう言う千影ママ
「みたいです!」
「まさかこんなとこで会っちゃったりしてねww」
フフッ。と笑いながらそう言う千影ママ
確かに観光スポットで人が賑わってる
蘭ちゃんたちが居てもおかしくな、、、、、
「どうしよう。千影ママ。本当にいるかも」
「え?!どこどこ?」
掛けてるサングラスをぐいっとして辺りを見回す千影ママ
「あっち!木陰で休んでる人、多分日本の探偵の毛利小五郎だと思います」
「え?………ああ!あの人」
フフっ。と横目で覗き持っていたアイスコーヒーをチューっと吸う
「わかった♪あの人と一緒にいる高校生くらいの子でしょ」
「そう。なんでか似てるんですよね。彼と。だから私の出番(マスク)なくて」
工藤新一はマスク要らずで変装出来てしまうので出来ることは洋服調達くらい
「でも、今回は何があるかわからないからあなたの協力は必須よ♡きっと」
ニコッと笑いかけてくる千影ママに私も笑い返す
すると
「おーいそこの二人暇ー?俺と遊ぼうぜ☆」
なんか変なのに話しかけられた
無視する私と千影ママ
「んだよつれないな〜。女2人なんてつまんねえじゃん?遊ぼうぜ」
そう言って私の肩に手を回すのでヒュッとしゃがんで避ける
「あら♪それ上手いわね」
「教わって」
そう。何故か色んな人に話しかけられる私を心配する快斗に簡単に出来る避け方?みたいなのを教えてもらったのだ
「こーんなところで日本人をナンパするんだったらもっとグラマラスな女性に声かけなさい」
その人の顎をツンと指差しそう言う千影ママ
その人は恥ずかしかったのかそのまま立ち去り、そのまま次のターゲットに変えたみたい
と思ったら
次のターゲットは鈴木園子だった
「ねー彼女!シンガポールまで来て1人?良かったら俺と「今それどころじゃないの!あっちいって!」」
「ナンパのやり方がスマートじゃないのよ」
「千影ママ。そういう事じゃ」
思わず苦笑いをしてしまう
その後、京極真さんが助けに入り見事打ち負かした