第33章 26.2
ついた場所はおしゃれな旅館で
「黒羽さまですね。お待ちしておりました」
フロントのスタッフがそう言うのが聞こえたので本当に予約してたんだと思った
「わぁぁぁ!すっごい!みてみて!!快斗!ちっちゃい庭から露天風呂行けるよ!!」
部屋はモダンなイメージで部屋一つ一つに露天風呂があるみたい
興奮してはしゃいでいると快斗は(疲れたー!)と大の字になり寝転んでいた
私はその上にドンと軽く衝撃を与えて乗るがそんなに反応はない
「海疲れちゃった?」
「………ゆりの監視で疲れた」
なにそれ
よくわからなくて首を傾げる
「だーかーら、無防備すぎ。ナンパされすぎ。気づけよアホ」
ナンパ?
確かに声をかけられたよーな
それで何度も快斗が割って入ってきたよーな
「………ごめんなさい//」
思い返して謝る私を抱き寄せる快斗
「わかってたから嫌だったんだけど、、、」
「でも楽しかった」
「あぁ、、、まーな///」
そう言ってちょっと赤くなる快斗にチュッとキスする
「ありがとう…守ってくれて」
もう一度キスすると
グッと後頭部を引き寄せられて
深いものに変わってく