第30章 24
「これでよしっ!」
背中に無数のホッカイロを貼ってあげた
「んじゃま、ちょっくら行ってくっか!」
くるっと振り向きおでこにキスされる
「今日はそっち行くから、自分ちいろよ」
そう言ってさっと華麗に飛び立って行った
快斗が行った後、片付けをして下に降りる
そして玄関を開けようとした時に先に扉が勢いよく開いて思わずビクッとしてしまった
ガチャ
「わっ?!…………えっ!!千影ママ?!」
「やっだぁ〜〜!!ゆりちゃんただいま!!」
ガバッ
勢いよく抱きつかれたのでふらついたがなんとか持ち堪える
「千影ママお帰りなさい!!えっ?!いつ日本に?」
「さっきよ〜♪ところで快斗は……ってあ、そうね!!仕事ね!し・ご・と♪」
そう言ってウインクして部屋の中に入る
私も大荷物の一部を持って再びリビングまで着いていく
「ありがと。あ、もしかして帰ろうとしてた?」
「あ、はい!でも荷解きあるなら手伝いますよ」
(お土産話聞きたいし♪)と言う
「ありがとう!そしたらお願いしちゃおうかしら♪ついでに夕ご飯も一緒にどう?快斗の帰り待つまで話し相手になってくれたら嬉しいわ。ゆりちゃん聞き上手だから」
そう言って鞄を開けてお土産を出し始める
「はい。これ。神崎家のね♡いつも快斗がお世話になってます」
「わぁぁ!ありがとうございます!ご飯の話ついでに今渡して来ちゃいますね!戻ったら手伝います!」
そう言ってすぐに家に帰りママにこの事を話すとちょっとママも千影ママに会いたいとのこと