第3章 3
「そういえばさ、もうすぐ受験生なんだよね私達」
ある日の放課後、青子の部屋で女子会をしていたら1人が突然言い出して皆んながガックリ項垂れる
誕生日のあの日からもう数ヶ月も過ぎた
もうそんなに経ったかと物思いに耽る
「でも私達皆んな江古田高でしょ?離れる事はないから寂しくないね」
青子がそう言うのは成績トップクラスの余裕か
それを思う私も上の下くらいでそれなり
「青子とゆりは地頭が良いからね!そうだ!たまには受験勉強会という名の女子会しようね!」
そう言ってキャッキャと盛り上がる女子会陣私以外
受験かー
数日後
「ねぇ、パパ?相談なんだけど」
今日はパパと2人でデート
たまーにやってるこのイベントは私もパパもすごく大切にしてる
カフェでカフェラテを飲みながら言うとなんでか背筋を伸ばしてちょっと緊張した面持ちのパパ
「も、もしかして。彼氏?できた?」
ちょっと寂しそうにいうパパはもしかしたらこの大切な時間がなくなるのではと心配してるみたい
「ふふっ、、、違うパパ。的外れすぎww」
「なんだよー!そっか、いやー。でも昔からだけど最近特にゆりはほんと大人の階段をちゃんと登ってるんだなってママとも話してたから」
以前ママにも似た様な事言われたから笑って返した
「それで?相談って?」
「………あのね、、、、」
それから約1年後