第26章 22
錦座4丁目
「とりあえず、なんか食い行くか」
そう言って手を引っ張る快斗について行こうとしたら何かに足が引っかかり思いっきり快斗に突撃してしまった
「あっぶね!、、おい気をつけろ………」
私を受け止めながら考え込む快斗
「わぁぁぁ!ここのアフタヌーンティーずっと来たかったんだぁ♪青子も誘えば良かった」
「オメェ、今後も絶対デートに青子呼ぶんじゃねーぞ」
外に目を向けながらそう言う快斗
「わかってるよぉ。今は(デート)だもんね♪……てことで、はい!あーん!」
マカロンを快斗の口につんつん当てる
「まぁた////ったく」
不満そうな顔を向けつつちゃんと口を開けてくれた快斗
「次はどこ行くー?」
「そうだなー。」
ちょっと上の空の快斗
多分今夜の事を考えているのだろう
そして突然立ち止まるのでまたぶつかってしまった
「わっ?!…快斗?」
「………なるほどね」
フッ。と笑った後私の手をさっきと同じように握った
「じゃー次はどうすっか」
「そういえばこの前青子とね!あんみつのお店の特集見てて!それも近くにあるみたい!あとあと!ちょっと離れちゃうんだけどジーちゃんに教えてもらったコーヒーショップも!」
「オメェ、さっきマカロン食ってたろ。今度はあんみつかよ」
「快斗と半分こすれば食べれるよ!……でもコーヒーショップは逆だから、、パッと一瞬で行けたら楽なのにね?」
私がそう言うと少し考え込み
「一瞬で移動か。それいいなぁ」
何か新しいイタズラを考えた様な顔をする快斗
「?……なんかいいアイディア見つけた?」
握ってる手を持ち上げてチュッとキスし
「ああ!サンキューな!」
と笑う快斗