• テキストサイズ

最後のマジック

第22章 19








そして監視カメラのチェックをしていたらコナンくんを見つける快斗は目を一瞬ギラっとさせた

「今回もこいつが絡んでるならどーにかして最高のマジックを見せなきゃならねーな」



「ほーんと、快斗好きだよね。コナンくん」

「はぁ?」
素直に認めればいーのに




「大海の奇跡かー。海の上を歩くってのが有名な奇跡だろ?じゃあ怪盗キッドはその上を行く奇跡を起こさねーとな」








貴方の提案
快く承ります。
決行は
今週日曜20時
その前夜に
下見する無礼を
お許し下さい…
怪盗キッド
p.s.
Blue Wonderの名の如く
歩いて頂きに参上しよう…











土曜


「どうだ?そっちの様子は」

「沢山いるよ!」
今私は快斗に言われてキッドを一目みたいと集まっている観客の中にいる

「だーいすきな少年のためにも頑張ってね」

「んなっ、、ちげーって。まったく
(坊っちゃま、そろそろ目標地点です)


んじゃー、ショーの初日を始めようとすっか!」

「楽しみにしてるよ。快斗」

「ああ!最高のマジック見せてやるから」







そして快斗を次に見た時には




闇夜に浮かぶ白い鳥になって華麗に宙に佇んでいた



『すっごい』
思わずぽそっと言った声も快斗は聞き逃す事なく


『なんだよ、惚れ直した?』
私にしか聞こえない様に言った





ばーか



ずっと前から惚れてるって










「Ladies and gentlemen!!!さぁ、今宵の前夜祭我が肢体が繰り出す奇跡を…特とご覧あれ…」

そう言ってゆっくり空中を歩き出す


その姿は堂々と



華麗に



観客を魅了した







わかってても


その姿はカッコよくて




ドキドキと胸の高鳴りが止まらない










「さぁて。前夜祭はここまで。明晩20時再び同じ場所でお会いしましょう♪」
バンっと言う音で消えた快斗










/ 306ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp