第17章 15
ブルーパロット
「なんか、次の予告状。いつにもましてなぞなぞね」
「なぞなぞってお前…」
ずるっとずっこけ気味の快斗
ん?
ブラックスター?
なーんか聞き覚えあるようなないような
アイスコーヒーをチューチュー吸いながら考えるが思い出せない
あー多分これ
前世のやつだ
最近気づいたことがあって
著しく大きな問題?厄介ごと?がある話だと嫌な予感みたいなので変な不安感が募る
ジーちゃんには[女の勘]てやつだと片付けられてしまっているけど
「快斗ー」
「んー?」
「なんかまた嫌な予感するから気をつけてね!特に!」
「ゆりさんの[女の勘]当たりますからのー。くれぐれも坊っちゃま。油断なさりませんよう」
「わぁーてるよ!全く!ゆりとじいちゃんはでかいヤマだといつも同じことしかいわねぇな」
頭の上に飛んでる蝿かの様に両手であしらわれる私たち
「後で許しを乞うても知らないからねー」
つんつん脇腹を刺す
「うるへぇーよ!、いででっ!やめろって、」
「ウォッホッホ!お二人が仲が良くて結構結構!」
ぬるーい視線で喜ぶ姿は孫を見る目そのもので苦笑いした
「んじゃ!ちょっくら下見してくるわ!」
「はーい、気をつけてねー!」
「なーんか今日は軽いな」
インカム越しに嫌味を言う快斗
「そんなことないよー?気をつけてね!愛してる」
わざとそういうと激しく咳き込むので(ばーか)と言ってやった
「////調子狂うこと言うなよなー?……あとで覚えてろよ」
最後の方何か恐ろしいことを言われた気がする
うん、気のせいにしておこう