第15章 14
ガチャ
「ただいまー」
「あら!早いわね」
(てっきりもっと遅くなるのかと)とフフッて笑うので
「ねぇ!ママ!お願い!!明日お泊まりしても良い?」
これでもかと言うくらいの上目遣いでお願いする
「ははーん。快斗くんね……パパがなんていうか、、て明日パパいないじゃない」
(分かってて言ったわね)と言うので微笑んでかえす
「それじゃあ今からママが言う事をちゃんと聞いてくれるなら良いわよ!」
「なに?」
「まずちゃんと避妊すること!!これ絶対!!」
恥ずかしげもなく怒気をこめていうママに思わず無言で頷く
「あと、ママにちゃんと仲良くやってたか報告すること!以上!」
「へ?それだけ?」
思わず拍子抜けしてしまう
「それだけ?って。……もう!大事な事なのよ?……あ!あと千影さんにも連絡いれるからね!」
(はぁい)と言いながらお風呂に向かう
次の日
ピンポーン
ガチャ
「お、おぉ//」
「今日はちゃんと出た」
フフッ。と笑いながら言うと照れてたのが不思議そうな顔をする快斗
「これ。ママが夕ご飯にって」
タッパを渡すと(おぉ!やった)と嬉しそうに中身を確認してる
一緒にご飯を食べた後快斗の部屋でコーヒーを飲んでいると(うげ!)と突然言い出す快斗
「ん?」
「母さんから電話」
嫌そうな顔をしてパソコンの電話をonにする
「快斗ー?聞いたわよ!青子ちゃんから!2人に随分とキザなセリフ言ったらしいじゃないの〜?」
うわって嫌そうな顔をする快斗を苦笑いで見る
きっと昨日の事だ
「な、なんの話だよ!」
「でも、アイスクリームは甘いんだぜ?、、、、くっふふwwwwあはははは」
止まらない千影ママに快斗は(そんなに笑うこたぁねぇだろ)とちょっと赤くなる
「だっておかしいんだもんwwあんたも、そんな事いう年頃になったのねwwそれともこれはゆりちゃんのお陰かな?」
ふふふふっとまだ収まらない笑い声で思い出した!