第15章 14
「ちょっと快斗!!待ちなさいよ!!」
「どうしてそんな意地悪するの?!」
「よしっ!それでこそ青子。それが自然だ」
どうだ?と言う顔をして見てくるのでしーらないとそっぽを向きながら先程買ったアイスコーヒーをチューチュー吸う
青子はハッとなった顔をしたが直ぐにムッとして快斗にデコピンをお見舞いした
「いってぇ!!」
「なによ!!ただ単に意地悪してただけじゃない!もうゆり行こ!…べぇー」
私を引っ張って先に行く青子は後ろにいる快斗に向かってあっかんべーをしてる
「んだよ!こんにゃろー!」
そんな事を言いながらフゥと肩の荷が降りたかのような快斗にフフッと笑いかけた
その後青子はさっきの仕返しとばかりに快斗の目の前で魚を食べ快斗を青ざめさせていた
「いい加減見るくらいなら大丈夫じゃないの?」
「こればっかりは勘弁してくれよー!」
涙目で私を盾にしてしがみつく快斗
「あー!ゆりに助け求めるなぁ!ほれほれ〜快斗くん?美味しい栄養たっぷりなお魚だよ〜」
「わぁぁあ!やめろ!こっち来んな!!……ゆり黙ってないで助けてくれよ!」
「快斗が青子に意地悪したからでしょ?自業自得よ」
サラダを頬張りながら見捨てると(俺のこと1番なんじゃないのかよ〜)と懇願してくる快斗とニコッと笑うだけ笑って放置した
その後なんのバトルか知らないけどどっちが次に私とアトラクションに乗るかの勝負でゴーカートが白熱して、気付いたら予告時間の30分前になっていた