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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第12章 一難去って・・・?






『あ、ち、ちがうんです!私が眠れなくて部屋に突撃したって言うか・・・』
「へ?」

怒り狂う光己な声に紬が意識を取り戻し、事情を説明する。




「なぁーんだ、そーだったの!勝己、アンタ変なことしてないでしょねーね!?」
「してねーわババア!」
「ならよし、朝ごはんにするから、降りておいで」


光己は納得すると部屋を出て行った。



『び、びっくりしたぁ・・・』
「・・・・・・・」
『え、なに?』

「話、終わりかよ」
『っ!あ、あの、その・・・。す、好きは、好きなんだけど・・・』
「あ"?」
『何か、推しのアイドルから告白されたみたいでちょっと、あの・・・。ほんとに心臓もたん!!!』

「あ、おい!」



「んだよそれ・・・」

先ほどの爆豪の言葉を思い出し、顔を真っ赤にして部屋を飛び出す紬。
部屋に取り残された爆豪は呆然とし、そう呟いた。





その後朝食をとり、紬は家に帰宅することになった。

「家まで送るから、車乗って」
『え、いやいや!実は近くなんで大丈夫ですよ!』
「いいから、いくらヒーロー志望でも今はただの女子高生でしょ?」
『あ、ありがとうございます』
「じゃ、勝己は家から出るんじゃないわよ?」
「わぁっとるわ」
「いつでも遊びにおいで!」


『お、お邪魔しました・・・』


爆豪家に挨拶をして、車に乗り込む。





「勝己と何かあった?」
『へっ!?』
「朝から様子変だったから」
『い、いやっ!何も!勝己君は、優しいですよ!』
「?・・・そう。あの子が優しい、ねぇ」
『ほんとに!あの、確かに口はちょっと悪いかも知らないですけど・・・』
「ぷっ・・・。"ちょっと"なんてもんじゃないでしょ?」
『うっ・・・』
「でも、そう言ってくれる子がいてほんとに安心してるの。ありがとうね。あらここでよかったかしら?」



光己と車内で会話をしているとあっという間に家の前まで着いてしまった。

『お世話になりました!』
「またいつでも遊びにいらっしゃいね」
『は、はい!』



紬は光己に別れを告げアパートに戻って行った。



『はぁ〜、どーしよ・・・』





休み明け爆豪と顔を合わせるのが気まずい紬であった。





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