• テキストサイズ

【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第12章 一難去って・・・?





事件の後、紬と爆豪は警察に引き渡され、事情聴取を受けていた。

「君が狙われた理由・・・心当たりあるかい?」
『ニュースでは、生い立ちのことを言われてましたけど・・・?』
「君が拐われた後、こちらで少し調べたんだ。脳に異常があるようだけど、これは関係ある?」

警察署内で塚内から頭部のCTスキャンの写真を差し出される。


『・・・わかりません。私も体育祭の後念のために受けた検査で出た結果なので・・・』
「そうか・・・。彼が生い立ちだけで君に目をつけるとは考えにくかったからね。この異常はかなり特殊なもので、専門家たちも見たことがないと口を揃えていた。これが原因かと思ったんだが・・・」


これ以上は言えない。
相澤に伝えたはずの内容が警察に伝わっていないと言うことは、言うべきじゃないと判断したからだ。
きっと紬の身を案じての考慮なのだろう。


『すみません、私にもわからないんです』
「そうか・・・。まぁ無事で何より。とりあえず今日は帰ってゆっくり休むといいよ。家まで送ろう。先に外で待っててくれるかな?」
『はい・・・。ありがとう、ございます』

事情聴取を終え外に出る。
迎えにくる親がいない紬なことを考え、家まで送ると言う申し出に断る理由もなく受ける。


「・・・終わったんか」
『え、勝己?』

外に出るとそこには爆豪が待っていた。

『勝己も今終わったの?』
「あ?速攻で終わらしたわ」
『じゃあなんでまだここに・・・』

「勝己!」
「っち」
「あんた部屋の前で待ってなさいって言ったでしょーが!」
「っで!」

爆豪と会話をしていると警察署内から爆豪の母、光己がやってきた。
迎えにきて帰る前にトイレに行くと言う母を置いて外にいた爆豪をしばいている。

「あら?この子が勝己の言ってた子?初めまして、勝己の母の光己です」
「なんも言ってねーだろ!適当な事言ってンなババァ!」
『あ、勝己くんのクラスメイトの猫宮紬です』
「テメーも何フツーに挨拶しとんだ!!!」

「勝己うるさい!紬ちゃんって呼んでもいい?」
『はい、もちろんです!』
「呼ぶな!喋んな!」
「紬ちゃんは、お迎え待ち?」
『あ、いえ。塚内さ・・・警察の方に送ってもらいます』


怒る爆豪を無視して進んでいく会話。




/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp