【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第11章 脱出作戦
「紬!大丈夫か!?」
『いやー・・・、てかだいぶ無茶したね?』
姿を消した紬はと言うと、ヴィランの目が上空を捉えてる間背後からやってきた緑谷に手を引かれ、氷結の中に姿を隠しながら猛スピードで轟たちが待機していた路地裏まで戻ってきていた。
「思ったより向こうに釘付けだな、俺たちも早くこの場を離れよう」
「はい!」
「紬さん、歩ける?」
『余裕余裕!』
救出作戦に来ていた緑谷、轟、八百万とたまにすばやくその場を離れる。
大通りに出ると、プロヒーローたちが避難誘導をしており、安全地帯に抜け出たのだと安堵した。
「緑谷くん!無事だったか!」
「飯田くん!切島くん!」
「おお!そっちもやったな!」
人混みの中進んでいくと、駅前につき、先に着いていたであろう飯田、切島、爆豪と合流する。
「いいか、俺ァ助けられたわけじゃねぇ!1番いい脱出経路がテメェらだっただけだ!!」
「ナイス判断!」
「オールマイトの足引っ張んのは嫌だったからな」
『いやー、よかったよかった!』
「テメェもいきなりわけわかんねーことすんな!わかってたんなら予め言っとけや!」
『ちょ、シー!!あんな敵に囲まれたところで言うわけいかないでしょ!』
飛ぶよう指示された事にも不満がある爆豪は紬へも文句を言う。
記憶のことは爆豪以外知らないため慌てて爆豪の方を塞ぐ紬。
「!紬さん、僕らが来ることわかってたの!?(あのかっちゃんの口を塞いでる!?)」
『い、いやぁ、わかってたって言うか・・・。あ、そう!猫だから!耳いいから!途中で気づいた!!!』
「あんな状況で・・・すごい能力だね」
ピュアな緑谷は咄嗟に出た紬の言い訳に納得し、改めて猫という生き物はすごいとぶつぶつ呟き始める。
「おいあれ!」
安堵の中会話を続けていると、駅の巨大モニターに映し出されていたのはマッスルフォームを維持できなくなったオールマイトだった。
「なんだあのガイコツ・・・」
【えっと・・・何が、え?みなさん見えますでしょうか?オールマイトが・・・しぼんでしまっています・・・】