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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第2章 受験







入試から1週間。


紬はとりあえず合格点は取ってると思いつつソワソワ過ごしていた。

「紬!!!届いてたよ!合否通知!」

『お!遂に!!!ありがとう。見てみるね!』

「・・・。」

『夢乃?どうしたの?』

「もし、合格してたらさ・・・。出るんだよね、ココ」

『!うん。そのつもり。少し遠いからね』

「・・・。寂しい、けど・・・。受かってるといいね!」

『ん、ごめんね、ありがとう』


実は合格してなくてもこの施設は出ていくつもりだった。
本当は高校3年まで居ていい施設なのだが、記憶を取り戻した日から中学を卒業したら出ていくと考えていたのだ。

これから良くないことが起こっていくのはわかっていたから、どんな手段を使ってもヒーローになってみんなを守れるようにと。

夢乃は生まれた時から一緒に施設で育った双子の姉妹のような関係。
そんな彼女に本当のことは話せない。

『・・・よし。』

自室に入り、合否通知を開封する。

【ブォン】

開封するや否や、封筒の中にある装置から映像が投影される。

『おお、原作通り!』

アニメで見たものと同じことが目の前で起こり感動しつつも映像を見つめる。

【私が投影された!!!】

映像にはお馴染みオールマイトが映し出されていた。

【猫宮少女!実技試験40P獲得!実はこの試験、敵を倒して獲得するヴィランポイントの他にもう一つのポイントがある!それが救出ポイントだ!!!猫宮少女の救出ポイントは28ポイント。合計68ポイントで〜・・・合格だ!ほぼ無傷での華麗な合格!素晴らしいぞ!!!では、学校で会えるのを楽しみにしている!!】


『やっぱりデクのやつより短めだなぁ。感動・・・』

合格という結果も相まってさらに感動する紬。



【コンコン】



『はーい』

「どう、だった?」

入ってきたのは夢乃だった。

『合格、してた』

にへらと力が抜けたように笑う紬に切なげな表情を浮かべる夢乃。

「そっか!よかったね!今夜はご馳走だ!!!」
『へへっ、ありがとう!』

すぐに切り替え紬の合格を祝う夢乃に、謝罪はせずにお礼を伝えるしかなかった。


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