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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第5章 第二体育館の烏たち


影山 side

…あぶねえ!!!
危うく日向よりでかい声が出るところだった!!

中学の時は至るところであいつの名前が話題に上っていたから対応出来ていたけど、今はすっかり油断していた。突然の“鈴木さん”はマジで心臓に悪い…。

「聞いたことあるな。“1年の鈴木さん”」

「俺も知ってる!超可愛いんでしょ?しかも満点入学」

「大地さんスガさん聞いて驚いてください…俺はこの手でそのパーフェクト美少女に触れました」

「はぁ?キモ」

「つっきしま、テメェ!俺は先輩だぞ!」

「田中も変な言い方すんな!入学式の日に衝突して倒れそうだったところを助けてあげただけだろ」

「縁下もちゃっかり会話しやがってよ」


入学式の日…あ!あいつの言ってた甲子園目指してる野球部田中ってこの田中さんのことだったのか!坊主ってだけで決めつけんなよ!この田中さんは甲子園にはいかねえよ!

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