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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第23章 止まり木


試合の途中で各校マネージャーに招集が掛かった。

なんと森然高校の保護者からスイカの差し入れがあったそうだ。みんなに早く食べてもらわなくちゃ…私たちはせっせと食堂でそれを切った。

気温はぐんぐん上がっている。そんな中での瑞々しく冷えたスイカにみんなは大喜びだった。


『潔子先輩、夏に汗だくの中みんなでスイカを食べてるのってものすごく運動部っぽくないですか!?』

「ふふ、たしかに」


潔子先輩とスイカを配りながら話をしていると、西谷先輩たちが駆け寄ってきた。


「鈴木!スイカは何に効くんだ!?」


『そうですね…スイカは、まず水分がたっぷり含まれているので運動中の水分補給に最適です。それにカリウムも多く含まれているので、汗で失われてしまう体内の電解質も補えるし筋肉機能の維持も出来て痙攣を防いでくれますよ!』


「「「おぉっ!」」」


『あとは炭水化物も含まれてるから素早いエネルギー補給にもなるし、スイカのビタミンCはトマトの1.5倍もあって最強の抗酸化作用があります!』


「「「スイカすっげえー!!」」」



西谷先輩たちの反応が良すぎて、他の学校のみなさんも私の話を聞いてくれていた。それが嬉しくてついたくさん話してしまった。


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