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【HQ】初恋に溺れて息ができない【影山飛雄】

第21章 影に隠した秘密


影山 side

「だあーっ、バレーしてえ!」

西谷さんが突然発したでけえ声に俺と日向が全力で同意した。

「ノヤっさん、バレーを思い出させないでくれ!体がうずうずしてくる!」

「わかります!俺もさっきからすげえボール触りたいです!」

「俺もボール触りたい!バレーしたい!体疲れさせたい!」

「それはただのドMじゃん」


「…まぁでも確かに、こんだけ動かないとちょっと鈍りそうな気するよな」

「なんだかんだ言って春高予選も目の前だしな…」

「スガも旭も、何そっち寄りになってんだよ」

「そんなこと言って大地だって今日授業中ずっと腕グルグル回してただろ!」

「ハハ…肩固まりそうでな」


「てかこういう時、バレーって他のスポーツに比べて不利だよな。バスケなら外にもゴールあるし、サッカーも公園にゴールついてるとこあんじゃん?」

「たしかに」



「ハッ!俺思っちまったんスけど、バレーを禁じられている今こそ敵チームの研究するのとかどうスか!?」

「「おぉっ!」」

「体育館開いてたら、そういうのよりバレーしたくなっちゃうもんな」

「そーなんスよね」

「田中、研究って言ったってなんも材料がねえだろ」

「あ〜…そうっスよね、ないか動画」

「ないだろ、うち誰もビデオ撮ってないし」

「うちの持つ最大の情報とすれば鈴木のスコアか」

「あれは、もう穴があく程見たな…」

「たしかに」

「うーん…」



すると日向がパッと俺を見て口を開いた。


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