【今昔夢物語】進撃の巨人×リヴァイ 裏・アブノーマル
第4章 調査兵団所属女医 前編
#NAME1は、水差しの水を入れるため、もう消灯して真っ暗な廊下を食堂に向けて歩いていた。
「ここの建物の廊下って、夜ちょっとニガテなのよね私…」
バリバリの理系女子の割に、幽霊とか超常現象の類を普通に怖がる#NAME1。
学生の頃はよくそれをからかわれ、友人に驚かされたりしたものだ。
こんな夜更けの廊下。
誰にも出くわすことはないだろうと、ショートパンツにビーチサンダルというラフな部屋着で歩いていた。
ビーチサンダルで歩く「ペタペタ」という自分の足音が廊下の反対側で跳ね返り、二重に聞こえるのがまた怖い。
実際には誰もいないというのに、不意に廊下の窓に人影が見えたような気がして、#NAME1の怖がり気質が爆発する。
ちいさく「きゃ〜〜〜〜」と叫んで食堂まで一目散に走り始める。
最奥の角を曲がってあと少し進めば食堂のドアだ。
ぺたぺたぺたぺた!
ペタペタペタペタ!
大きな足音をサンダルで鳴らしながら、曲がり角を勢いよく曲がろうとしたその瞬間、何かにぶつかりそうになった。
「えぇ!こんな勢いよくぶつかったら私大ケガ・・・しちゃう…」
意外なくらい冷静にその場を分析しつつあった#NAME1だったが、そう思い終わるか終わらないかのうちにふわりと身体が浮いた。
何が起こったのか分からず、気がついた時には廊下に無傷でへたり込んでいた。
そしてその近くに、ギロリと光る目がこちらを見下ろしていた。
「きゃ〜〜〜〜!おばけ〜〜〜〜〜〜〜!!」
すっかり腰が抜けてしまった#NAME1は、そのまま四つん這いで逃げようとする。
後からその得体の知れないモノに肩を掴まれ、もはやこれまでと思った#NAME1は、思い切り振り返ってその手に噛みついた。
渾身の力で肩にかけられたその手に噛み付くと、#NAME1の口内に血の味が広がった。
「あれ、幽霊って血が出るの…?」
なんて、我に返ったその時
「オイ」
と冷たく#NAME1に呼びかける声が聞こえた。
一瞬で
「(なんか分からないけど)やらかした…」
と悟った#NAME1。
暗さに目が慣れつつあった#NAME1の目に飛び込んできたのは、手から血を流すリヴァイの姿だった。。。。