• テキストサイズ

【本音】(テニプリ 跡部)

第1章 1


でも、悟られたくはなかった。
他の女の子達のように、遊んで捨てられるのは嫌だった。
だから、気の無い振りをした。
賭けだって、本当は嫌だったけど乗った。
もう、既に負けている賭けだったけれど…。



「ははっ…たいした女だぜ、お前は」
「仕方ないでしょ、私は簡単には素直になれない…」



そう言って俯く叶弥を、跡部はぐっと引き寄せる。
そして、腕の中に収めるとぎゅっときつく抱き締め囁くように告げた。



「ったく…俺を本気にさせた女は、後にも先にもお前だけだ」









いいか、覚悟しろよ。
この俺が、1人の女に本気になったんだ。
逃げようったって、逃がさねえ。
離れようったって、離さねえ。
俺の見えない本音、お前だけにぶつけさせてもらうぜ。




END
/ 5ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp