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吸血姫/フェイタン/イルミ/HUNTER×HUNTER

第4章 ザバン市


着いた場所は古い定食屋。

初めは隣の高層ビルだと思ったが違うらしい。

驚いているレオリオ達を放置してキリコが店の中へ入る。

事はスムーズに進む。

キリコが合言葉を言うと奥へ案内された。

肉が準備された個室へ入るとキリコは別れの挨拶を言って去ってしまった。

コーネリアとフェイタンも席に座ってお肉を食べ始める。

意外と美味しい。

「失礼な奴だぜ。まるで俺たちが今年は受からねーみたいじゃねーか」

キリコが最後に言った「来年も案内してやる」が気に食わないのだろう。

「3年に一人。初受験者が合格する確率だそうだ」

クラピカが緊張した面持ちで言う。

「でもさ、何でみんなはそんな大変な目にあってまでハンターになりたいのかなぁ」

ゴンが呑気に発言した言葉を皮切りにクラピカとレオリオの口論が始まった。

内容はハンターに対しての概念だ。

クラピカは気高い職業だと伝えて、一方のレオリオは儲かる物だと説明する。

二人のマシンガントークに良くそこまで語れるなと感心する。

コーネリアはハンター試験を受けるにあたり意味などないのだ。

ただゴン達に会いたかっただけ。

フェイタンは二人の演説を完全無視してナイフで切ったステーキを口に運んでいる。

彼も興味が無いらしい。

本来は試験を受けるキャラクターじゃないからだろう。

二人が口論していると地下100に着いた。

エレベーターの扉が開くと、沢山の屈強な男たちがゴン達へ視線を向ける。

しかし直ぐに逸らされる。

気にも留めていないらしい。
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