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吸血姫/フェイタン/イルミ/HUNTER×HUNTER

第3章 ドーレ港


2時間経っても杉の木につかず。

レオリオが泣き言を言い始めた。

「お腹すいたよぉー!うんこしたいよぉー!」

「黙て歩くよ」

ギロっとフェイタンが睨むとレオリオは口を強く噤んだ。

「フェイ、威嚇しないで」

「ハ?コイツ煩いね」

「仲間なんだから仲良くしなきゃ」

「仲間?」

フェイタンの眉がピクっと動く。

目が釣り上がり不満なオーラを流してレオリオを睨みつけた。

「お前、コーネリアに何吹き込んだね」

「はぁ!?お、俺ぁ何も言ってねぇよ!」

「嘘つくな。舌抜かれたくなかたら正直に話すよ」

「嘘じゃねぇって!」

「やめろ二人とも!体力を消費するだけだ」

クラピカが仲裁に入るがフェイタンの気は治まらない。

「お前も同じよ。コーネリアに何言たか」

「私は何も言っていない。悪いが話したこともない」

不思議そうにコーネリアを見るクラピカに気まずくて目をそらす。

一方的に知っているコーネリアは深く追求されたくなくてゴンを見る。

「ゴン、そろそろ人の気配がしたりしない?」

「ん?…んー、あ!見えた!」

森の先に小屋を見つけた。

それは一本杉の根元に立てられていた。

「ほら、着いた!喧嘩は辞めて行こう!」

フェイタン達に声をかけてゴンと共に小屋へ走り出す。

「コーネリア!」

フェイタンはレオリオを睨んでからコーネリアを追う。

「喧嘩って… コーネリアのせいだろう!」

「全くだ」

フェイタンにビビったレオリオが涙目で叫ぶとクラピカも困った様に頷いた。
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