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吸血姫/フェイタン/イルミ/HUNTER×HUNTER

第3章 ドーレ港


ゴンは最後まで考えていた。

ホントにそうなったらどうするのか。

コーネリアはフェイタンの答えが気になってチラチラと彼を見る。

「簡単ね。コーネリア」

「え?嬉しい!」

目を輝かせてフェイタンに詰め寄ると彼は1歩下がる。

「ハ、知てて聞いたのかと思たよ」

「まさか!」

そう答えてくれるということは信頼が築けているという事…自惚れてもいいのではないだろうか。

「私もフェイ助けるね!」

「コーネリアは守るものが多そうね」

「そんな事ないよ。ママにお兄ちゃんにアネモネ(妹)にフェイタン」

「ワタシもいて嬉しいよ」

フェイタンは興味無さそうに返事をした。

ハナから期待してないみたいに。

それが少し悲しかった。

「ホントに護るから!少なくともこの中で1番大事!」

人差し指を立てて笑うが視線をそらされた。

「嬉しいね」

サラッと流されてしまう。

フェイタンは欲というものがないのだろうか?

欲しいものを聞いても無いと答えるフェイタンにどうしたらいいのか分からない。
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