第12章 先輩
次の日も、その次の日も、私の朝は影山くんへの[おはよう]で始まった。
GW中は最終日の前日まで全て仁花と過ごした。
仁花はメールを送信している私の隣で、ニコニコと見守ってくれていた。
仁花の家でゆっくりしたり、公園へ遊びに行ったり、充実したGWを過ごした。
そして、お泊まりの最終日。
GWの最終日はお互いに予定があるため、解散の準備をしていた。
「もう帰っちゃうのかぁ」
「うん〜、お互い明日の朝早いもんね」
寂しさから、2人してため息をついた。
「そういえば聞いてなかったけどさ、
明日は何するの?」
「明日はね、中学の友達と会うんだ〜」
「そうなんだ!いいねっ!」
「うん、楽しみなんだけどー…」
そう、明日は中学時代の友達に会いに行くのだ。
中学時代の友達と私は昔から仲が良かったため、久しぶりに会えることはとても嬉しい。
しかし、1つ問題がある。
「どうかしたの?」
「青葉城西のバレー部の練習試合を見にいくんだよね」
「青葉城西??」
「うん、なんかかっこいい先輩がいるらしくて…」
「な、なるほど」
友達曰く、恋愛感情は一切なく、ただ整った顔を見て騒ぎたいだけらしい。
しかし、正直今の私はかっこいい先輩とやらに興味はない。
影山くんもバレー部なのに、他の高校のバレー部の応援に行くのも気が引ける。
「でも友達に会えるのは楽しみだなぁ!」
「楽しんできてねっ!」
「仁花もねー!」
仁花とそんな会話をした私は、日が沈み出した頃
両手にたくさんの荷物を持って仁花の家を出た。