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三作目 高木雅利

第1章 本編


9月に入り、公立七百中学校は、球技大会が行われていた。

卓球とバレーボールに分かれて、
卓球は、個人で参加し、
バレーボールは、クラス対抗で、行われる。

俺は卓球に参加した。
生徒と対戦して、トーナメント方式で、
勝ち抜いていくルールだ。

学校の体育館にて、球技大会が幕を開けるのだった。

最初は、一年生の中橋という、
男子生徒と、対戦することになった。

「さぁ、お手柔らかに願おうかな?」

「先輩、手加減は要りません!
よろしくお願いします!」

「おう!腕がなるぜ!」

中橋からのサーブ、その後、彼に一点も取らせないまま、
楽々と、圧勝した。

「先輩、強すぎますって!」

二回戦は、同じ一年生の芝原と対戦

「先輩!いきます!」

「よし、来い!」

俺のサーブから、始まった。
そして、こちらも、一点も取らせないまま、
圧勝するのだった。

「先輩!才能ありますって!」

「そうかな?でも、上には上がいるからな」

三回戦は、三年生で生徒会の書記を務めている、
東条と対戦した。

「言っておくけど、僕は手強いよ?」

「やっと、実力者のお出ましか…見せてやろうか?」

東条のサーブから、始まった。
俺は苦戦を強いられた、なんとか、僅かな差で、勝利した。

四回戦は、三年生の佐野と対戦した。

「僕は卓球部の部員だけど、補欠なんだ!
でも、補欠だからって、油断するんじゃねぇぞ!」

「その言葉、そっくり、そのまま、返してやるよ」

佐野のサーブから、始まった。
しかし、互いに、接戦を繰り広げて、
僅かな差をつけて、勝利した。

「何て強さなんだ…卓球部じゃない癖して…」

「リア充、羨ましいぜ…」

「えっ?」

「あぁ、羨ましい、それだけだ」

「あ、ありがとう…」

そして、準決勝は、一年生の須藤と対戦した。

「僕は卓球部のレギュラーだ、
たっぷりと、その実力を味わうが良い」

「じゃあ、その力、見せてみろ」

須藤のサーブから、始まった。
しかし、俺は、レギュラーの実力に全く歯が立たず、
自滅してしまうのだった。

「な、何て強さなんだ…」

「佐野先輩から、実力は聞いていたが、
才能や力としては、悪くない方だ、
また、相手にしてやるよ」

そして、決勝が行われ、
結果は、卓球部の部長である、高倉智也先輩の優勝だった。
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