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二作目 宍戸真二

第1章 本編


とある休日、ひょんなことから、動画撮影を、
手伝うことになった、俺と絵名は、
ある人と顔合わせをするため
待ち合わせ場所まで来ていた。

「場所カラオケだっけ」

「ええ、すぐこの近くよ。雫はもう来てると思うから」

「うん」

「ごめんね、他だと目立っちゃって」

「それは大丈夫」

「ふふ、気持ちは分かるけど、大丈夫よ! 
絵名もきっとすぐに仲良くなれると思うわ」

「だといいけど」

「あっ、この人が、絵名の彼氏?」

「そうなの!」

「宍戸真二だ、よろしく」

「うん!アタシは、桃井愛莉
よろしくね!」

不安な表情をする真二、
少し表情を曇らせる絵名と、張り切る愛莉。
数分歩いて目的のカラオケに着く。
受付に軽く声をかけて、
日野森雫が、待っている部屋へと向かった。

「あー、マジで緊張…」

エレベーターを降りて奥の方、
聞いていた部屋の扉を愛莉が開ける。

広めのカラオケルームへ、
絵名が足を踏み入れるとすぐ、
雫が立ち上がって二人を出迎えた。

「愛莉ちゃん!お友達の絵名ちゃんと、真二くんね」

「ど、どうも…」

「こんにちは…」

「ふふ、今日はありがとう。私は日野森雫よ。
絵名ちゃんのことは愛莉ちゃんから話は聞いているわ。
本当にとってもおしゃれなのねぇ、
その服も、バッグとの、組み合わせが素敵だわ」

「あ…ありがとうございます」

にこにこと雫に、絵名は気持ちを抑える。
ドキドキとうるさい胸を押さえて改めて顔を見た。

(日野森雫…雑誌で見たことあったけど、
本物の圧倒感やば…)

「あら、敬語じゃなくていいのよ。同い年でしょう?」

「ん…じゃあ、その、ありがとう」

「もー、雫はぐいぐい来すぎよ。絵名が困ってるでしょ。
ほら座って。ごめんね、改めて紹介するから…」

「じゃあ……とりあえず、真二くん、飲み物取ってきて? 
ドリンクバーみたいだから」

「あ、うん、わかった」

ドリンクを真二がくみにいった。
カラオケで歌を歌いながら、
動画のコンセプトを考えていくのだった。
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