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二作目 宍戸真二

第1章 本編


今日はデートの日。
駅前の広場付近、俺は絵名を探していた。
どこにいるんだろう…すると、彰人までいる!

「あっ、真二くん!」

絵名が、こちらに気付いて、
手を振りながら、駆け寄ってくる。

その後、面倒くさそうに、ため息を吐きながら、
彰人が歩き出した。

「家で暇そうにしていたから、一緒に来てもらったの」

絵名ちゃんは、ニコニコと可愛らしい微笑みを、
浮かべながら、ご機嫌に話す。
本当に可愛いな…絵名ちゃん

すると、彰人が、ボソッと、こう言った。

「荷物持ちだろ、俺と真二は」

睨みあう、絵名と彰人を見て、
ケンカになりそうと思い、止めに入った。

「まぁまぁ、三人で行くのも、いいじゃねーか」

「うん!ごめんね!二人きりがよかった?」

上目遣いをしながら、俺を見上げる、
絵名ちゃんに、目が眩しすぎるほどの、可愛さだった。

「二人きりだったら、いつでも出来るし!大丈夫だよ!
絵名ちゃん!」

俺は戸惑いながら返すと、絵名は楽しそうに笑っていた。

「おい、買い物に行くんじゃなかったのか?
俺、帰るぞ」

「はいはい、じゃあ!行こっか!真二くん!」

三人は、早速、お買い物をするのだった。

ショッピングモールに来て、一時間たったが、
絵名ちゃんは、疲れることを知らなかった。

俺と彰人を振り回していた、俺は彼氏として、
悪くないけどね!

「今行く」

俺は絵名ちゃんが呼んでいる店へと向かった。

「ねぇ!真二くん!これ私に似合うかな…?」

絵名は、いかにも、女の子らしいレースが使われている、
ワンピース姿を見て、自分に当てながら、俺に聞いた。

しかし、彰人が…

「っていうか、似合わねぇと言っても、
どーせ、買うんだろ?」

「もー!黙ってて!私は真二くんに聞いているの!」

その絵名ちゃんの白い肌と整った顔立ち、
焦げた茶色の綺麗な髪の毛に、このワンピース!
作ってくれた、デザイナーにマジ感謝!

「似合っているよ、絵名ちゃん」

「ホント…!?嬉しい!でも、少し高いから、
その…三人のお金で買えそう?」

「わかった、買おう」

「えっ?」

「絵名ちゃんは、可愛いから、
きっと、どんな服でも、似合いそうだね」

「おいおい、真二、オマエな…」

何がともあれ、ワンピースを買うのだった。

「とんだ、バカップルだな」

彰人はそう感じた。
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