第1章 本編
東雲絵名、宍戸真二、暁山瑞希の三人は、
一緒に屋台を周ることになった。
「うーん、どれから、食べようかな?」
「食べる事、前提なのかよ…」
「あっ、チョコバナナがある!食べたい!」
「私も食べたい!真二くんのおごりね!」
「わかった、俺は絵名ちゃんの彼氏だから、
お金出してあげますよ!俺も食べたいし!」
「さっすが、私の彼氏ね!」
「絵名は甘えてばかりだね~」
「瑞希!ひどい!」
俺は、瑞希ちゃんと、絵名ちゃんの分のお金を支払い、
チョコバナナを、三つ買うのだった。
「はい、チョコバナナ」
「ありがと~!真二くんって、優しい!
私の理想の王子様かも?」
「ありがとう、絵名ちゃん」
「ボクにも、真二くんみたいに、優しい王子様が、
彼氏だったらなーいいのになー」
「瑞希ちゃんにも、素敵な彼氏が、きっと出来るよ」
「えー?そうかな?」
「ステージの時間だな」
「じゃあ、観に行ってみようよ!」
「うん、そうだね」
「あっ、次は、イチゴ飴が食べたい!」
「もちろん、真二くんの、奢りね!」
「お金、足りるかな…?」
俺はイチゴ飴を買った後、
イベントが開催されている、ステージへとやって来た。
「あっ、彰人も、来てるみたい!」
「あっ、そろそろ、ステージが始まるみたい!」
瑞希は視線を感じるのだった。
「あれっ?向こうにいるのは、弟くんと冬弥くん?」
「彰人じゃん」
「姉貴…」
「こんばんは」
「参加するんだよ、彰人と冬弥が」
「そうなんだね!楽しみにしているよ!」
「彰人も、下手なパフォーマンスを見せたら、
承知しないからね!」
「そんな、パフォーマンス見せられるかよ!
どんだけ、練習していると、思っているんだよ!」
「彰人、そろそろ、時間だぞ」
「じゃあ、私と真二くんと瑞希は、戻るね、
失敗しないでよ!」
「ふたりとも、頑張ってねー!」
「そろそろ、行くか」
「あぁ、行こうか」
こうして、彰人と冬弥のステージが始まるのであった!
「BADDOGSだ!今日は、楽しんでってくれよな!」
と、彰人と冬弥が、ステージで、歌を歌った。
ステージを終えて…
「姉貴…どうだったか?俺と冬弥の歌」
「まぁ…悪くなかったかな?」
「それだけか?」
「それ以外に何か?」
ライブは成功するのだった。