第1章 人生リセット
自分でも仕事ができないのはわかっている。
それでも私なりに頑張ってるつもりだった、でも頑張れてなかった
「本当にもうっ…しにた…」
毎日憂鬱でどこにも行きたくなくて
あー学生時代もそうだったな、なんて…
「ねぇ人の彼氏に色目使ってどういうつもり?」
「きもいんですけど!」
「消えろよ!!」
「しね!」
「お前なんていらねーよ」
「ねえなんとか言えば?黙ってんじゃねーよ!」
学校にはすぐに行けなくなった
それからは家に閉じこもって家族とも会話した覚えはほとんどない
「本当に困ったわ…」
「もうほっとけあいつのことなんて忘れろ、娘でもなんでもない」
「でも…」
「あんな出来損ないきにするな」
どこにも私の居場所なんてなかった
何度も死のうとした、その度に怖くて動けなかった
だから死ぬことはできなかった、それに私には別の居場所があった