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転生したら人生やり直せたって話

第2章 学校生活


ピンポーン

チャイムが鳴り響く家に私はビビり散らかしてカーテンを全て閉めて外の灯りを部屋に入れないように

「だれも…こないで…」

誰も入れないようにチェーンをかけに玄関前まで行くと知ってる声が聞こえて震える手が止まった

「はやくでてきてよ、伝言あるからさ」

毎日聞いていた声に私の体は勝手に扉を開けた

「やっとでた、はいこれプリント」

「あ、ありがとう」

プリントを手に取ると腕を掴まれた

「え、」

「なんで来ないの?」

「…その…行きたくなくて……」

「何が不安なの?」

「不安…っていうか、その………怖くて」

「なにが?」

「外が……赤羽くんには、分からないことだと思うだけど…」

「何が怖い?」

何が怖いかって聞かれると明確な理由が見当たらない
ただ自分の居場所がないみたいで、邪魔者なんじゃないかと錯覚してどんどん自分の存在価値を考えてたら…

「…俺天野ちゃんいないとつまんないんだよね」

「…え?」

「天野ちゃんといるの結構好きなんだよね、早く学校来なよ」

自分の存在を認めてくれるような言葉に少しだけ心が動いた

「でも…怖いから…」

外に出るのが怖い

「…みんな待ってるよ。俺毎朝来るから準備だけしといて」

「えっちょっと…」

「じゃあね〜」

そういった彼はすぐに帰っていく
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