第1章 人生リセット
そしてほっぺたをつねられて痛みを感じ認めざる得られなかった
頭の中の光景の話をした、私は本当に死んでいると信じてほしかった
「…では、こう考えましょう。一度死んでしまいましたが、あなたはやり直すチャンスを手に入れた。これから人生をやり直すんです、私たちと共に」
「やり直すチャンス…」
全く違う世界でやり直されてもなぁと思う半分わくわくするという気持ちが芽生えた
嫌いな人たちもいない世界で生きられる、すごく素敵に感じる自分がいた
「…本当にやり直せるなら本望です」
「やり直せます、ここで学びましょう」
「……はい」
今度は幸せだって思える日があればいいな、なんて馬鹿みたいなことを思っている
「では、改めまして3-Eへようこそ、私はこのクラスの担任をしています。殺せんせーとお呼びください。今日からたくさん学びたくさん暗殺しましょう」
「…天野です。中卒で23歳、会社員してました。学生時代はただの不登校で社会人になっても仕事できないクズです。よろしくお願いします」
馬鹿みたいに不登校になって人間としてクズになる前に戻ってるってことは一からやり直せるってことでしょ?