第9章 innocent@忍足侑士 ❦
「電気、」
「ん?」
手探りにスベスベとした脚を撫でていた手を掴まれる。
「消して」
「俺んとはまじまじと見といて...」
「うっ!
侑士くんだって、恥ずかしいなら消せばよかったじゃん」
「恥ずかしかったんともちゃうけど...
ベッドん上、リモコンあるやろ」
白いやつ取って、と言うと、手渡されたそれで記憶を頼りに保安球に切り替える。
「これでええ?」
「うん」
そっと離された手に、リモコンをヘッドボードの棚に置く。
「あんま、変わらへんやろ」
「変わるよ」
ぷく、と膨れた頬を指でつつく。
「雰囲気づくり、みたいなもんやろうか」
「そう言われるとすごく恥ずかしい」
薄暗い中で浮かび上がるように白い頬を、指の腹で撫でる。
ゆっくりと手を滑り下ろすと、鎖骨の下、谷間の左側に小さなほくろを見つけた。
そこを擽るように撫でると、唇を寄せる。
「ん、」
ピク、と震えた体は、両腕で余るほど。
かぷ、と真白な乳房の中央で主張している乳首を口に含む。
「んぅっ!」
口の中で、舌の表面で下から上へと舐め上げる。
「うっ、あ、」
チラ、とやった視線。
解放されている片方の胸でもツン、と立ち上がっているそこの周りを指で優しく撫で回す。
「あっ、んんっ」
指先でくるくると淡い色の変わり目を撫で、口に含んだ突起を舌先で転がす。
乳房に吸い付きながら顔を上げ、パッ、と口を開ける。
「んっ」
フルリ、と震えた乳房の先は、唾液でぬらぬらと光っていた。
堪らず、乾いたもう片方の乳首を吸い付く。
ちゅるちゅると音を立てながら、滑らかな脚を撫で回す指先が下着を掠める。
「ええ?」
「うん」
軽く曲げた指の背で、下着の上から撫でる。
少しの湿りを感じ、ぐっと指を押し付ける。
「んっ」
「痛むか?」
「ううん」
フルフルと頭を横に振った紫雨が、噛み締めた唇を手で隠した。
「誰もいてへんよ。
俺だけや」
「っそれが一番恥ずかしいっ」
「かわええなぁ」
抱き寄せた頭にキスをして、下着を取り払う。
紫雨の様子を伺い見ながら、ゆっくりと指を動かす。
「んうっ」
「痛いん?」
フルフルと首を振る紫雨。
「へ、変な、感じっ」
「やめてほしい?」
ピタリと手を止めると、視線をこちらに向けた紫雨が、ゆっくりと首を横に振った。