第7章 She is pearl of me 25.8(裏)
出血を目の前に先に進めるのはどうかと(今日はここまでにしとこか)と思ったのに、真珠は刺激を与えてきて、それに息は上がるし、張りつめるばかりだった。
「マ、コト...」
胸元に吸い付く顔を押し上げ、立ち上がった乳首を捏ねくり回していた手を掴んだ。
じっ、と見つめてくる瞳を見つめて垂れ落ちる髪を払ってやると、ずい、と身体を押し上げ、頬にキスをしてきた。
「こっちがええなぁ」
後頭部の髪に指を差し込んで引き寄せた唇にキスをする。
首に抱きつく真珠の腕を撫で、最後まで触れていた舌先から繋がる糸を歯先で切る。
「ちと、待ってな」
フィルムとジッパーが開かれる音に、侑士の手元を見る。
「そういえば、高校の時に保健で配られたやつ、どうしたっけ?」
「...は?」
ぱち、と一度瞬いた侑士の瞼。
「確か、もらったと思う」
1個、と個包装が繋がっているソレを指差した真珠。
「あ、思い出した。
卒業式の後、『もうだいぶ前のだし』って思って、捨てたんだ」
「ちょ待って。
え?女子校て、その...保健の授業でもらうん?」
コレ、と切り分けたひとつを取り出した箱を閉めた侑士。
「もらったよ」
「...そうなんやぁ」
軽いカルチャーショックやわ、と表裏を確認して、アルミ袋を開けた。
「ポーチに入れてる子、結構いるよ」
「女ん子に持たしとくん、どうなん?
いや、まぁ、自己防衛にはなるんか...」
いや、男が用意せぇよ、とぼやきながら、装着する。
「慣れてる?」
「なわけあるか」
アホいいなや、と額を軽くぶつけられ、うなぁ、と変な声が出た。
「どんな鳴き声やねん」
「み"ー」
「猫の威嚇みたいやな」
「威嚇なら『シャー!』じゃない?」
「あれ、天敵のヘビのマネや言うよな」
「ゆうってちょっと爬虫類っぽい所あるよね」
「え?どんなとこが?」
んーっとね、と考えている真珠を寝かせた。
「単体だと目立つのに、風景に交わりやすい感じが」
「相変わらず、独特の世界観やなぁ」
「そう?」
「その感じがすきなんやけど」
マコトらしいっちゅうんかな、と枕に散らばった髪をなでる。