第7章 She is pearl of me 25.8 ❦
力が入って、筋肉の筋が浮き立っている侑士の腹部。
「きもちいい?」
コクコクと何度も頷くと、ハッハッ、と早い息が聞こえた。
ゴクリ、と嚥下した音が耳元で聞こえ、さっきまで触れられていたところに、とろりと伝うものがある。
「ん、も...ええよ」
汚れていない手で掴まれ、手を離す。
「さっき、痛なかったか?」
「さっき?」
「指、入れたん」
あ、と漏らし、うん、と紅潮した頬で頷く真珠。
「たぶん、次は痛いで」
「がっ、頑張る!」
そう言うと、ねえ、と侑士を見上げた。
「手、握ってていい?」
顔の横についていた手へ頬を擦り寄せる仕草に、ええよ、と滑らかな頬を撫でて小さな手と指を絡めて繋ぐ。
「ちと、触んで」
「うん」
僅かに開いた脚の間に再度、手を差し込む。
「あ、んっ」
繋いだ手をギュッ!と握りしめる。
探るように動く指先に、ゆう、と何度も手を握る。
「どないした?」
ピタリと止まった指先に、ふう、と息を吐く。
「イキそうやったりする?」
「え、あ...わ、わかんない、」
どうだろう、と視線を下げる真珠。
「舌でした時と、なんかちゃう感じ、する?」
ちら、と侑士が見せた赤い舌先。
「ええっと...いやな感じ、は...あんまりない、かも?」
「痛みは?」
「痛くも無い、かも?」
ふむ、と考える侑士。
「ほんまに嫌やて思うたら...『止まれ』言いや」
「『止まれ』?」
「セーフティワードっちゅうやつやね」
「セーフティワード...」
「『いや』とか『やめて』やと、マコト、言いづらいやろ」
これまでの事で、はっきりとした拒絶の言葉を言わなかった真珠に気付いていた侑士。
「『ストップ』か『止まれ』。
してほしないことされたら、言いや。
すぐやめるて約束する」
ん、と差し出された小指に恐る恐る自身の小指を絡めると、キュ、と結ぶ。
「指切りやな。破ったら、」
何か言いかけた侑士の首に手を当て、ぐいと引き寄せて、ぶつかるように唇にキスをした。
「なんやの」
びっくりしたやん、と笑う侑士と額を突き合わせる。
「ゆうは、絶対やめてくれるもん」
「信用されとるなぁ」
「愛してるから」
一瞬、驚いた瞳が柔らかく笑った。