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12歳年下の彼に溺愛される話

第3章 12歳年下の彼



今…。お湯張りが完了したのだが。

目の前の…露天風呂の
円形の湯船には…こんもりと…
ホイップを泡立てたかの様な…
泡が出来ていて…。
もう乗り切れない分が
そこから外に零れて床にも広がって居た。

『あ~、これは…
泡をちょっと捨てないと。
中には入れそうにないですねぇ。
でも…捨てちゃうのも勿体ないし…。
この泡で…巴さん、身体、
洗い合いっこしちゃいましょうか?』

こんもりと…ホイップの様になっている
泡風呂の泡を港斗がそう言いながら
両手ですくい取ると。

泡タイプのボディソープで、
身体を洗うみたいにして、
洗われているのか、それとも
泡を塗られているみたいにしながら。

巴の身体に…泡を乗せては…
泡を、その手で伸ばしていく。

『巴さんからも…、同じ様に
僕にして欲しい…な…なんて…』

私の身体は…たっぷりの泡で
一層コーティングされているが。

溢れ返っている泡は…さっきから
全然減った感じがしなくて。

わくわくと…その顔から
そんな音でも聞こえて来そうな
期待に満ちた目をして見つめられては。
それは…できません…とは…言えず…。

「じゃ…あ…、背中…から…。
あっちを…向いて貰って…良いですか?」

『こうで良いですか?巴さん』

「お背中…洗って行きますね…」

筋肉質な…身体をしている、彼は…
背中側も…その…見てて綺麗だなって
思う様な…身体をしていて…。

巴は自分の両手で、
テレビの洗顔フォームのCMも
びっくりな量の泡を山の様に取ると。

丁寧に港斗の背中に泡を乗せて行って。
それを数回繰り返しても、
泡も減らなければ
がっしりとした体格のいい身体をした
彼の背中も…洗え無さそうだったので。
両手…ではなくて両腕で、
抱え込むように巴が
今度は大量に泡を取ると。

港斗の背中にヌルヌルと…それを
スポンジに生クリームをデコレーション
している様な気分になりながら。
その泡の下の彼の肌が見えない様にと
そんな事に知らぬ内に夢中になりつつ。

背中一面を覆う様にして
泡を乗せて塗り終えた。


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