第8章 両思い
奈落視点
俺はあの世とこの世の狭間にいた、理由は犬夜叉と言う半妖に呼ばれたからだ。
以前殺生丸とこいつ犬夜叉と戦った場所だ。
妖怪の墓がいくつもあり、俺はこの場所が嫌いだから話なら手短にすまそう。
奈落「こんな所に呼び出して何のようだ?」
犬夜叉「けっ・・・もう一度あの世に、送ってやる! この鉄砕牙で一瞬で送ってやる!!」
そんな下らない話をする為に、ここに呼び出したのか。
犬夜叉「くらえー! 風の傷ー!」
デカイ刀から風が出て、俺は避けると不満そうな顔をしてそれを何回も繰り出してくる。
何時間ぐらい時間が経過しただろうか・・・ここはずっと昼間だから外の時間が分からない。
あんずは俺を探してるだろうか・・・何だか心配になってきた無茶をして何も食わないで探してるのか。
犬夜叉「何空見てるんだよ奈落! 何時もなら応戦して来るのに今日はやけに大人しくて気味が悪いぜ」
攻撃をする手を止めたらしい、俺は犬夜叉の方を見ると手には鉄砕牙をしまっていない出したままだ。
奈落「あんずが俺を探してるころあいかと、思ってな貴様と戦って何になる?」
再度犬夜叉は戦闘態勢になり言う。
犬夜叉「てめぇはこの世にいちゃいけないんだよ! だから俺があの世に再度送ってやるって言ってるんだよ」
爆流破を出して俺はまたそれを避けて言う。
奈落「俺は殺される気も、応戦する気もない」
犬夜叉「素直に地獄に戻れ奈落!」
疲れる何時までこれを続けなきゃいけないんだ、あんずはここに居ることに気がつかないだろう。
下手をしたらこれを永遠にやらなきゃいけないのか。
しばらくして犬夜叉が息切れしてきた。
奈落「もうやめないか」
犬夜叉「まだだ・・・爆流破!!」
俺は避けるの繰り返し、避けるのに疲れてきた。
瘴気(しょうき)を出して逃げようか・・・。
後ろから緑色の玉が俺に向かって飛んできた、素早く避けると犬夜叉に当たりお墓の中に入り込み気絶したのだろうか。
右の方を見ると殺生丸が飛んできた。
俺の前を通り、犬夜叉が飛んで行った方に向かう。
すると攻撃する音が聞こえた、除いてみると。
殺生丸「お前は父上の墓を何度破壊すれば気が済むんだ?」
犬夜叉「壊しちゃいねぇ!」
平手打ちされる、いい気味だ。
犬夜叉「殺生丸てめぇ」
殺生丸「お前後ろ見てみろ」